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2012.02.11 略奪大国
ということで。

先週軽く予告した『略奪大国』のレビューでも書こうと思います。
文章は随分と読みやすかったので、政治とか経済とかが苦手な人でも読みやすいとは思います。

・・まぁ、後半の方はちょっと文章のテンション上がりすぎでしたけど。

まず資本主義とは何か。
というお話からスタートします。
とりあえず確認しましょう。学校で一度くらい学んだことがあるとは思いますが。

お金(手持ち金とか投資金とか)で事業をスタート

その事業の結果により、利益が発生する

余剰資金を用いて事業を拡大する(経済が拡大する・雇用が増える・他)

以下エンドレス

という感じで、事業の流れの中で経済を拡大していくという考え方です。

さて、ここまではいいのですが。
『略奪大国』では一方で、社会主義をこう定義しています。

お金(手持ち金とか投資金とか)で事業をスタート

その事業の結果により、利益が発生する

その利益を国家が収集する

国家がその利益を国民に分配する

企業は事業を拡大できない(経済減衰・雇用減少)

以下エンドレス?

という感じに。

これで殆ど結論なんですけど。
つまり社会主義は経済が拡大せず、寧ろ国民生活を悪くするので、資本主義の原則をきっちりと守るべきだ、という主張です。
資本主義がきちんと行われていれば、国民生活はどんどん良くなっていくということです。

最近資本主義の終焉とかいうまことしやかな主張が巷を騒がせていますが、『略奪大国』の著者ジェームズ・スキナー氏によれば資本主義が機能不全に陥っているのではなく、ルールを外れた金融テクが今の経済不況を起こしていると分析しています。

ご存じの方もいらっしゃるとはおもいますが、例のリーマンショック。
韓国の陰謀だとかそういう話はここでは置いておいて。

その原因となったサブプライムローン、正しく理解されていますでしょうか。
低所得者向けの住宅ローン、確かにその通りですが、それを成立させる前に、ちょっとした技術が加えられています。

それが債権の証券化。
例えば、A銀行がBさんに1000万円の融資をしたいと考えます。
でもBさんの試算状況は余り芳しくない。
ということで、1000万円を分割して、複数枚の証券にします。
例えば100万円の証券を10枚とかに。
それを他の人に買ってもらう訳です。
C銀行とか、投資家のDさんとかに。
これでリスクが10分の1になるように見せかける訳です。

でも、実際Bさんが支払えなくなったら?
本来ならA銀行だけのダメージで済んだものが、A銀行以外の9人にまで拡大する訳です。
それで損害がグローバルに拡大したと。

そもそも銀行がちゃんと審査をして、Bさんへの融資を止めればよかった。
にも関わらず、リスクが低いように見せかけて、危険な(回収できないような)案件に融資を行う。
この銀行の責任放棄(本来銀行はリスク審査機関です)により、経済収縮が起こったという訳です。

つまり、資本主義の原則は何も崩壊していない。
寧ろ、原理原則に基づき、資本主義を拡大することが重要なのだと。

さて、ここで日本の話です。
もうおわかりかも知れませんが、この『略奪大国』とは日本のことです。

では、どのような略奪が行われているのか・・。
もう少し書きたいのですが、少し出かける用事があるので続きはまた次回に。

ではでは。
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