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少し憲法のお話でもしようかと思います。

と言うかその前に。

すんませんでしたー!更新全然してなくて本当にすんませんでしたー!
いや、忙しい・・ことは無かったんですよ。一度本当に忙しくて更新をお休みしてからそれからずるずるずるずると。

いやぁ、堕落って怖い。

ということで、本論に戻ります。

全部をお話しすると凄く長くなりますし、大学時代にみっちりと学んでいる割には記憶もあいまいですので、今日は憲法の概略だけをお話出来ればと考えております。

では始めに、憲法という法律がそのそもどのようなものなのかについてご説明しておきましょう。

イメージとしてはどうでしょうか。『憲法』と聞いて思い浮かべるものはなんでしょうか。
第九条とか、平和憲法とか、国民の三大義務とか。
そのようなことを思い浮かべる方が多いかもしれませんね。

そして上記に上げた三つは、非常に限定された条文を切り抜いて誇張しているに過ぎません。

合計103条にも及ぶ憲法条文の中で、上記に上げた例はたったの5条分だけのスペースが与えられているに過ぎません。棒論もいいところです。

尚、解説を加えておきましょう。
第九条:平和憲法
第二十六条:教育を受けさせる義務
第二十七条:勤労の義務
第三十条:納税の義務

小学生のころに国民の三大義務とか、第九条や前文の暗記とかをされた方、いらっしゃると思います。
正直に言います。

意味のない勉強をされましたね。

ではまず、『憲法』という言葉の語源についてご説明しましょう。
僕が学生時代に使い込んだ有斐閣アルマの『憲法1』『憲法2』(法学部の方はお分かりと思いますが、憲法の教科書です。)では憲法をこのように定義しています。

『「憲法」は、当然の事ですが、「国または政府の基本構造」を指しています。』

とういことで、平和憲法とか国民の義務とかがメインに書かれているような印象がどうにもありますが、その辺りは正直どうでもいいことで、用は日本という国家の外枠を形作るものだとお考えいただければと思います。

尚、一般的な法律(民法や刑法など)と憲法は厳密に言うと違うものなのですが、ここではその解説は割愛します。こちらに関しては後日機会があればお話したいと思います。

さて、ざっくりと大枠をご説明しましょう。

前文
前文というと憲法、というイメージがあると思いますが、前文自体は様々な法律で使われています。
簡単に言うと、前置きです。前書きと言ってもいいでしょう。
あんまり重要じゃないので飛ばします。
あんなに必死になって覚えたのに!
と感じられた方。
先述の有斐閣アルマには前文の解説ページがありません・・。法学としては必要ないからでしょう。
要はその程度の、意気込みのような文章です。

第一章 天皇
憲法は前文以下、十一の章立て構成になっています。
その第一章が天皇の規定に関することです。日本ならではの条文と言えるでしょう。
これも諸外国と比べると面白くてですね。

例えば日本国憲法の第一条。

第一条 天皇は、日本国の象徴であり日本国民統合の象徴であって、この地位は、主権の存する日本国民の総意に基づく

この通り、天皇の地位について規定しています。
これがアメリカ合衆国憲法になると

第一章第一条 この憲法によって付与されるすべての立法権は、上院と下院で構成される合衆国連邦議会に属する

第一条は国会の規定となっています。ちなみに大統領の規定は第二章に追いやられています。
これは後述しますが、三権分立の内最大の力を与えられている立法権の優先を端的に表す為にこうした形式をとっているのでしょう。(日本でも同じ並びになっています。)

というか、敗戦直後によく天皇規定を第一条に持ってこれたなと・・。
君主制とは間逆の環境にあったはずのGHQがよく承認したなと感心してしまいます。

ともかく、日本は第一章により天皇を象徴と仰ぐ国家であると宣言している訳です。

第二章 戦争の放棄
言わずもがなの第九条。
第二章は第九条の一文によって成り立っています。
こちらに関しては僕から改めて解説を加えるまでもないでしょう。

第三章 国民の権利及び義務
第十条から第四十条までで制定されています。
こちらに国民の三大義務が記載されているのですが、それ以外の二十七条はすべて『国民の権利』について記載されています。
つまり、日本国民はこういう権利がありますよ~!ということを書いているのがメインで、おまけ程度に三つだけ国民の義務について触れているという訳です。

どうして学校では『国民の権利』をまともに教えないのか。
三大義務を暗記させるより国民の権利を覚えさせた方が、憲法を理解するうえで遥かに役立つと思うのですが。

ともかく、第三章は日本国民として当然与えられるべき権利と義務について規定しているということがご理解頂ければと思います。


第四章 国会
ここで漸く国会についての規定です。
三権分立という言葉はご存じとは思いますが、その三権(立法・行政・司法)の一角である立法権についての規定でもあります。
アメリカ合衆国憲法でもそうであったように、内閣の規定よりも国会の規定を前に持ってくることで立法権の優先を暗に示しているともいえると思います。

さて、第四章は第四十一条から第六十四条まで長々と国会についての記載がなされています。
両院制であることから、議員の任期について、国会の召集について、などなど。

要は、第四章に置いて、日本は国会を設置していること、それが両院制であること、衆議院に優勢があること、議員の任期は四年(衆議院)と六年(参議院)であること、など立法府(国会)に関することが規定されているという訳です。

第五章 内閣
続いて、行政府である内閣の規定になります。
第六十五条から第七十五条まで、内閣総理大臣の選出から、内閣総理大臣の権力である国務大臣の任命権など、内閣府に属する大臣の規定となっています。

第六章 司法
ここまでくれば、という感じかも知れませんが、三権のうち最後の一つ、司法権(裁判)についてが第七十六条から第八十二条に渡り記載されています。

第七章 財政
今や破綻寸前とも言われている日本の財政ですが、基本的なところは第八十三条から第九十一条までに記載されています。
課税に関してや国債に関して、予算案に関してから皇室予算に渡るまで、国家財政に関わる条文が羅列されています。

第八章 地方自治
今大阪を騒がす橋下さんが地方自治の拡大を求めていますが、基本的な内容はここに規定されています。
ちなみに橋下さんとセットで時折話題になる地方自治法は憲法第八章の規定を元にして作られている法律です。
こちらも機会があればお話したいと考えています。

第九章 改正
日本国憲法の改正手続きに関する規定です。今や世界最古の憲法となった日本国憲法ですが、一体いつ改正するのか・・。勿論世界最古というのは嫌味ですが。
とにかく、今年65歳になる日本国憲法、そろそろリニューアルが必要です。
条文を見て頂けると分かりますが、例えば前文を抜粋すると。
「圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努めてゐる国際社会において、名誉ある地位を占めたいと思ふ。」

古典の授業じゃないんだから・・
前文の書き写しテストなどがもしあれば、ちゃんと旧字体で書かないと駄目ですよ?(笑)

第十章 最高法規
これは書く必要があったのだろうか・・という条文です。第九十七条から第九十九条。
第九十七条 基本的人権に関して→第十一条で記載済み。
第九十八条 最高法規、条約および国際法規の遵守→憲法が最高法規です、と改めて言う必要なくね?+条約他遵守は当たり前だろ・・。この辺りはGHQの不信感があったような気がしてなりません。(パールハーバーとか。)
第九十九条 憲法尊重擁護の義務→天皇と公務員は憲法を順守しなさいという規定。だから当たりm(ry

第十一章 補則
これは今となってはいらない子です。憲法施行に当たっての注意書きが書かれている条文になります。


ということで。
長くなりましたが憲法の概略について、イメージだけでも湧いて貰えたでしょうか。
改正云々の新聞記事が今日は多かったと思いますが、この機会に一度日本国憲法について目を通してみては如何でしょうか。(少し大変&文章が旧字体で難しいですが・・。)
きっと何かの参考になると思います。

ではでは、本日はこれにて。
またお会いしましょうノシ
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